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トークイベント「学習障害三代おそろい」の著者を招いて 報告

10月23日、トークイベント「学習障害三代おそろい」の著者を招いてを盛況のうちに無事終えることが出来ました。

参加者は77名、アンケートも8割以上の方々が答えてくださいました。。

著者の松本三枝子さん、小学校教諭の笹本先生の話が参加者の皆さんへのメッセージとして届いたことは、イベント後の話やメールにアンケート結果からもよくわかり、スタッフ一同大変感謝しています。

「弾丸トークになると思ったのに、なかなかエンジンかからなかったね。」と休憩中に司会の高橋さんから感想が出ました。  隣に座る松本さんの緊張が伝わってきてどうしたものかと思いながら、前半躊躇してしまいおとなしくなってしまったようです。  イベント前後の控室での会話をそのままご披露できれば面白いのでしょうが、言えないこともあり、残念ながらブレーキがかかったのも事実。  でも、松本さんのこれまでの話は、当事者でなければ分からない深いものでした。 発達障害の中でも発見が遅れ、理解も難しいと言われる学習障害のある子ども達は、大人にわかるように自分の状態や状況を説明が出来ないなか、分かってもらえない苦しさをたくさん抱えて大きくなります。

「読めるようになりたい、書けるようになりたい、分かるようになりたい」 当たり前だとされることが出来ない苦しさの中でたくさん怒られ、叱られ、自信を無くしていく。  努力や頑張りで耳が聞こえたり、目が見えたりが不可能なように、学習障害も同じくそこの部分は無理なのです。   また、学習障害は人間関係を上手く出来るため余計に理解してもらえないのでしょう。

松本さん自身の辛い経験と学習障害を知ってからの気持ちの変化、子どもを丸ごと受け入れ楽しむ大切さ。参加者の涙が胸に迫りました。

学習障害ではなくても同じように、勉強に関しては問題なくても「コミュニケーション」がうまく取れない発達障害でも、特に成績に問題ないと見過ごされて、思春期、青年期、成人と過ごす中で苦しむことになります。

出来ないことや、上手くいかないことで苦しむのは誰にでもあることですが、なぜ、うまくいかないのか?

原因を知っているだけで、そして、困ったときは相談することを知っているだけで気持ちは違うはず。   本人たちが困らないためにも周りの大人がまずは知ることが大切だと、再確認。  これからも皆様のご協力を得ながら、このような機会を持っていきたいと思います。

感謝とともに今後ともよろしくお願いします。

CASE Japan スタッフ一同